canyon-tsufuのブログ

通風オヤジのロード沼を独り言

JAL マイルガチャで行く熊本 温泉巡り 2 黒川温泉編

 熊本温泉巡り、いよいよ黒川温泉
ある種、憧れの温泉地ですよね。熊本空港でレンタカーを借りたのですが、高所閉所が苦手で峠が有るので、レンタカーに乗り込み20分で引き返し、「九州横断バス」で黒川温泉へ向かいます。

ちなみに予約は前日までです、もう当日なので予約は出来ません、念のためバス会社さんに電話して空き状況を確認しました。行き 8時25分大津駅前発 帰り 黒川温泉15時25分(分はうる覚えなので) 28席 22席空きが有るとの事で肥後大津駅(ちなみにおおづと読むらしい)で(阿蘇くまもと空港駅と同じ)。バスは結構空いてました、黒川温泉と告げて整理券を取り乗車です。
別府のバスがSUICA使えたり、このバスもトイレは無いですが後付けのコンセント(スマホ充電用)が各席に用意されています。観光地として顧客満足度の向上に取り組まれている姿勢は素晴らしい!!利用される方は予約を強くお勧めします。


途中やはり高所の峠も有り、レンタカーで突き進むよりバス1800円は間違えの選択では無かったと、途中 阿蘇駅での休憩などは書きったくなったら残したいと思います。
約2時間の旅でようやく黒川温泉着

黒川温泉を一回りしての概要ですが、熊本県北東部に位置し山に囲まれ殆ど平地が無い川沿いに2-30軒の温泉宿、お土産物屋、食事処がきれいに配置された温泉街です。猥雑な感じは一切なく、恐らく日本にこれだけ調和のとれた(看板や案内図など)温泉地は無いのでは無いでしょうか、


早速、

入湯手形を購入です。3泉入れて1300円 決して高くは無いです。
シェア入湯手形は2200円で延べ6泉、夫婦とかでシェア出来る様です。
もっと安い。
仕組みは手形の後ろに3枚の温泉シールが貼られていて、1軒回ると1枚剥がされスタンプを押されるという仕組みです。見た感じ殆どの旅館は行けそうですが宿泊者専用の浴室を用意して居る処も有るようです。


歩いてみると判るのですが、狭い範囲に源泉の種類は多そうです、川に流れ込む廃湯が作り出す結晶を見ても色とりどりですし、共同浴場などは鉄分が多そうです。硫黄臭も所々します。1軒目は硫化水素型単純硫黄泉(硫黄泉好きなので)の湯本荘さんに行きました。

外観も中身も趣の有る温泉です。日帰り入浴以外の浴槽も有るようですが、行った先には小さな脱衣場と外に出ると下りの階段、「こんな所にあるの?」別府の駅前高等温泉のぬる湯に行く階段見たいな・・・露天風呂が2つ洗い場も2席、1つが4畳位1つが2畳位、閑散期だったのか後から来られた方と分け合い入浴。多少硫黄臭はしますが強い硫黄泉では有りません。ぬくぬくと浸かりました。


歩いてみると温泉街に大通りは無く、大型バスも入っては来れないのでアジア系の団体さんは受け入れが難しいかと・・・でも韓国からの観光客が多そうです。湯布院同等!!

入浴客は日本人が多いようですが・・・ここで11時を少し過ぎ、混む前に昼食場所を探します。蕎麦が美味しいと評価の高かった

彩もみぢさんを目指して歩きます。ここは、黒川温泉街の中で西端に位置しており、登ったり下ったり数百メートルを歩いてきました。なんと、施設拡大のために食堂閉店!!
「おいっ!!」って心の中で叫びましたよ。
この看板とか文字体なども由布院に通じるおしゃれ感満載です。ここまで歩いてきたので折角なので2泉目 「こうの湯」さんにお邪魔した。

内湯はありません、外に洗い場3席と大きめの露天風呂、湯出口は高温で楽しめます。自然ぽく造られていて浴槽内も凸凹していて昼でもちょっとおどおどしながら快適な場所を探しました。気を付けなければこけます。面白いのが立ち湯、HPでは162㎝との事、183cmの自分でも立つとあご近くにお湯が・・・外の山里を眺めながら楽しいです。
泉質は単純温泉との事ですが、塩味も有りそうで岩に結着する結晶も白いのが付いていたりします。とんがった温泉感は有りませんが満足です。


こんな風景です。

中国か台湾の団体さんたちも散策してます。周辺は道が狭く運転には注意が必要です。
1-5まで駐車場が有り5へ行けば西側、外れまで行かないのであれば2-3駐車場に止めて歩くのをお勧めします。急坂や階段も有るので足腰不自由だと辛いかと

実に趣が有ります。お土産物屋さんやソフトクリーム屋さんなど散策も良いのでは無いでしょうか?
さて、中心部に戻ってきてお腹が空きました。昼食の選択肢は多く有りません。坂の上のうどん屋さんはラーメン・ステーキ・お好み焼き・焼きそばと何でも有のお店に→2回通って誰一人先客無く断念、赤牛丼のお店が人気の様です。あとはカレーのお店、居酒屋っぽい定食屋さん。コンビニは有りません!!(雰囲気を活かし、温泉街としての収益も考えると良いと思います。)なので、行かれる方は昼食難民に注意です。私が行った日は結構閑散としていた日なので混んでいる日は厳しいのでは無いでしょうか?


 さて、昼はかつ丼を頂きました。トンカツ定食は30分掛かると言われ、かつ丼は見事な程早く出てきました。何でも屋さんも良いですが昼はメニューを絞ったほうが良いと思います。お腹を満たし、次の温泉を探します。

・・・・やっぱり硫黄泉!!と言う事で東へ1Km いやしの里 樹やしきを目指します。

川を遡っていきます。急坂を登って疲れました。
ようやく

ようやく着きました。向かいの建物の二階が受付です。休むどころが有りません・・・
温泉は、内湯4畳位、外湯湯の葉(湯ノ花が浮いてます)、立ち湯(深さ135㎝位)

泉質は黒川温泉で体験した3泉の中では一番良いです。自分が外湯 湯の葉に使っていると何かにとりつかれたような青年が自分の目の前を通り過ぎていきました。
立ち湯の先に、混浴が有るようです。自分は小恥ずかしくて興味は有りませんが、
あの青年は何かの大志を持ってまっしぐらに向かっていきました。
あの青年の大志は成就したのでしょうか?


さて、黒川温泉のまとめとして、趣を重視した温泉街つくりには感服します。木で作られた入湯手形など温泉街一体となって進めないと出来ない事なので素晴らしい。散策する価値は有りますし、限られたスペースを活かしています。温泉も石鹸が無いとか内湯が無いとか全然良いのでは無いでしょうか?露天重視です。自ら世界一の露天風呂めぐりと言っていますから!!星みながらめぐるのも良いのでしょうね。


泉質は日本には数多温泉が有り、自分の実感としては活火山・地獄見たいのが形成されている所にとんがった良い泉質ありというのが実感です。黒川温泉に尖がった泉質を兼ね備えていたら最強でしょう。楽しませてくれました。黒川温泉 ありがとうございました。